カタカムナ

カタカムナ ウタ 第10首

メクルマノ ミナカヌシ タカミムスヒ カムミムスヒ オノコロシマ カムナホク アメツチネ ハシマリ
カタカムナ ウタ 第10首を詠んでみました。お好みの音量でお聴き下さい。

【訳】

○メクルマノ 

ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコトと変遷していくマカタマ

○ミナカヌシ

マカタマノ御中の主、アマノミナカヌシのこと

タカミムスヒ カムミムスヒ

ミナカヌシがタカミムスヒ(生命体を発生させる)とカムミムスヒ(生命力を発生させる)を行います。

ミスマルノタマ

ミが潜象のままヤまで進行して、マに留まったミの透けた潜象、アマノミナカヌシのこと。

○オノコロシマ

オノ(六方環境)にコロ(粒子)として、オノヅカラ示されたマといった意味で、アメツチ(万象万物)のことを言います。オノコロシマが発生するには、カムナのホグがなければなりません。

○カムナ

ナは何回も、カムを代表して、カムの代理としてといった意味になります。

○ホグ

ホ(正反親和の思念)アウノスヘでカムウツシを受けること。

ク(自由に、オノズサリの)生命が生まれることです。

そしてカムナのホ(カカワリ)が、ク(オノズサリ)、つまり、私達の命も環境の生物達の命も、カミの関わりがあってこそ生かされるのです。

カミ(カムとアマ)のココロをしっかりと受け止める為に、上古人はマノスヘ(自然の秩序に従った)の生き方を大切にしたのです。

○アメツチネ

アメツチネとは、個々の生命体の持続には細胞といったアメツチ(生命の一つ一つの持続)がネ(根本)なのです。
それには、イハ(電気の正反)トハ(カの正反)にカミナリテ(トキオカシ)されることが大切です。

ハシマリ

ハシとは正反が示されること。ハシマリは正反に示されたマリ、この正反がムカヒ合うことでフトマニ(正反重合発生)が始まり、それがトコタチに(重合を繰り返すタチ)よってヒからヤまで繰り返されます。

【思うこと

第7首は声音符で描かれていますが、第10首は図象符で描かれています。

楢崎皐月が「声音符だけでなく図象符があったからこそ、内容が理解できた」と言っていますが、図表符は第2首と第3首に1つ、第9首に12個描かれていましたが、第10首では全てが図象符で描かれています。このような順序の良さに導かれたのです。

第10首のウタを見て、私は『古事記』の冒頭を思い出しました。

『古事記』には、カタカムナの多くの言葉が使われています。
「アメツチネハジマリ」は、『古事記』では「天地初めておこりし時に」と使われています。そして、カタカムナのサトリの言葉は、『古事記』では御神名となって出てきます。

この第10首では、天之御中主の神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日の神(たかみむすひのかみ)、神産巣日の神(かむみむすひのかみ)、於能碁呂嶋(おのころしま)などが使われています。

『古事記』でオノコロシマのことを、「イザナギ、イザナミの二柱が、天の浮橋にお立ちになり、ヌボコ(沼矛)を下ろして、海水をころころと掻き鳴らして引き上げると、柔らかくしたたり落ちる塩が積もって嶋と成りました。これをオノコロジマと言います」といった内容で書かれています。