カタカムナ

カタカムナ ウタ 第54首

タマルツチ イカツ ツラナギ セカツキ ハクミ アシハラ ヤクサ アヲヒト

第54首と55首はセットのように思います。

【用語の訳】

○タマルツチ
タ(独立的に出て)マにル(留まり)ツ(個々粒子)としてチ(持続)するものには

○イカツツラナギ
イカツがツラナ(連な)った状態でキ(発生)しています。

○セカツキ
セ(勢い良く正反にオクからあらわれる)カ(潜象)のツ(個々粒子)がキ(発生します)。セカは次々と、という様子です。セカセカという言葉がここから生まれているのですね。何万年も前の言葉が繋がってきているのですね。

○ハクミアシハラ
ハ(正反)にク(自由に)ミ(イカツミ、マクミ)それによって生じるカラミの働きをア(現象物)としてシ(示し)て、ハ(正反)にラ(あらわれ)ます。

具体例で言うと、アシ(全身)のハ(器官の正反の働き)としてラ(あらわれます)。ハグミという言葉から育むといった言葉が生じたのですね。それと、豊葦原瑞穂の国のアシハラもここから出たのでしょう。ハグミ(育む)も大切です。ハ(正反)がク(自由)にあるようにミ(カムツミ)が働いてくれることです。

○ヤクサアヲヒト
ヤ(極限飽和安定)までク(自由に)サ(カのサによってサカれて。つまり変遷して)ア(現象)のヲ(四相性)を持って、ヒ(神々の力)がト(統合、重合)されたもの。

つまり、原子も分子も細胞も、手も足も、万物全てはヒトですが、それらを踏まえて私達を人と言うのでしょう。私達は神人一体なのです。

ヤクサ(多種多様な)アヲヒト(四相性)をもってヒトリ前に発生したもの。しかしまだアヲい(未熟、まだまだ成熟していく)爲にヒ(神々)によるト(統合重合)が行われることがオノズサリ(天然のあり方)なのです。