カタカムナ ウタ 第50首
カムツミ ツキタツフナト イキココロ アハキ タカタマ ミチノナカチハ
【用語の訳】
47首48首49首でひとつの纏まりです。
○カムツミ
カのム(潜象)のツ(個々)のミ(潜象過渡粒子)。
カムツミはあらゆる現象物の実質であり根源です。つまりマカウミコであり、アマノミナカヌシ、アマナのことであり、オクヤマツミのカタカムナでもあります。そしてイキココロとも言います。
「オクヤマツミのカタカムナ」(第42首)も、オ(六方環境)からク(自由に)ヤマになったツ(個々の)ミで、カタ(カから独立した)カムナ(カムの名代)」と言う事です。
○ツキタツフナト
ツ(個々に)キ(発生)してタ(独立的に出た)ツ(個々粒子)が、フ(フトマニ)をナ(何億回と繰り返して)ト(正反重合)します。これがイキココロです。
○イキココロ
イ(電気粒子)をキ(発生する)ココロ(繰り返しオクからあらわれる粒子)です。
イキは電気粒子の発生ですが、これは生命力の発生ですから、イキル(イの発生と持続)が生きるであって、イキ(息)も命に密接しています。イノチが多ければ勢いもよくなるし、意気も盛んになります。
○アハキ タカタマ
ア(現象)のハ(正反)にキ(発生)し、タ(独立的に出た)カ(生命力)と、タマ(独立的に出たマ)つまり(生命体)、或いは氣
○ミチノナカチハ
ミ(カムツミ)がチ(持続)ノ(変遷)していく為に、ナ(何億回も)カがチ(持続)してハ(正反に出る場)となっているのです。
ミチノナカチハは、例えばオホワタツミ(細胞)のことと考えると良いでしょう。
【『古事記』に登場する言葉】
ツキタツフナト 衝立船戸の神 イザナギの大神が竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原にて禊ぎ祓いをしました。そのときに投げ捨てた杖から化成した神。
ミチノナカチハ 道之長乳歯の神 次に投げ捨てた御帯から化成した神。