カタカムナ

カタカムナ ウタ 第29首

ミカヒシキシマ ハヤヒタケフツ カタカムナ オホワクムスヒ ヤタシマ

【用語の訳】
○ミカヒ
ミツゴのイカツミ・マクミ・カラミの素量は、カのヒから出たもの

○シキシマ
シ(示された)キ(発生)のシマ。つまり、アマナとして示されて発生したものが

○ハヤヒ
ハ(正反性)をヤまで進めるヒ(根源、カ)であり、

○タケフツ
カからタ(独立的)に発生してケ(変化性)を以てフ(二つ)の個々になること。つまり、多種類の細胞連結性の基礎生命質に分化することです。

○カタカムナ
それは、カタカムナによって為されているのです。カ(カム)からタ(独立)したカムナ(カムの代行)は、我々の体内に何十兆、何百兆とありますが、カタカムナの意向を感受したいという気持ちを、楢崎皐月は人間の持つカミ感覚(生命の感受性)と言っていました。また、その感受性を鍛えなければ、生存を全うすることはできないとも言っています。

要するにカタカムナとは、生命の根源はカムであると示したカタカムナ人の生命情報なのです。カムの厳しさとアマの優しさ、その生命のカミ(始元量)に共振して、生命本能のチカラ(アワ性)を鍛え、高める方法がマノスへシでありミコト(ミを入れて行うこと)なのです。

○オホワクムスヒ
オ(六方環境)からホ(親和されて)ワ(大きなワ、例えばオホワタツミ(細胞)、オホヤマツミ(細胞の集合体、器官)がク(自由に)ムス(発生する)のは、ヒ(根源、つまりカタカムナ)によるのです。

○ヤタシマ
ヤタしてシ(示された)マ。オホワタツミ、オホヤマツミ、万象万物のシマ(アマナ)なのです。

【解説】

このウタにあるミカヒ ハヤヒは、細胞がいかにして連結するのかを解いたウタなのですが、それについて少し記しておきます。

○ミカヒハヤヒ(自己増殖機能を持つ基礎生命質)

によって、細胞が連結してオホヤマツミ(筋肉や、皮膚、臓器)となるのですが、それについてのウタが『間之統示』(マノスベシ)にあります。

『間之統示』は、楢崎皐月が秋葉原の古書店で発見したもので漢字で書かれていますが、カタカムナの様々な潜象物理を解いた文献でした。

「ヒハヤビ クラオタケフツ クラミツハ マサカヤマツミ ヤクササネワケ」

『相似象』3号 97頁

ヒハヤビはミカヒハヤビ(自己増殖機能を持つ基礎生命質)のこと。

クラオタケフツはミカハヤビが立体的に掛け合わされた二重螺旋体の意味ということです。

クラミツハはその二重螺旋体が配列的に結合している三素量の親和体を意味し、即ち遺伝子核に相当する基礎生命質のこと。

マサカヤマツミは、クラミツハが正反の反対向きに幾重にも積み重なったものという意味で、染色体に該当する基礎物質です。

ヤクササネワケは、潜象のサネ(実)から分かれた現象のサネという意味。

つまりこのウタは「ミカヒハヤビによって、サネ(種)の心が授受され、体系的な順序で基礎生命質が発展する様子」が記されています。重要な点は「クラミツハ(三素量の親和体である遺伝子核)がマサカヤマツミ(パイル、堆積)状に積み重なって、クラミツハ(染色体)となり、ヤクササネワケ(多種類の細胞連結性の基礎生命質に分化する)という点です。

これは一般染色体のことですが、カタカムナ人は性の染色体についてのウタも示しています。『間之統示』にあるウタです。

「クシミキリ ハラヤマツミ トヤマツミ イツノヲハハリ ヤクサイヤハキ」

『相似象』3号 99頁

○クシミキリ(雌雄染色体の交配)

○ハラヤマツミ(分裂還元増殖)

○トヤマツミ(積み重ねの統一体、即ち体形質に該当する基礎生命質)

○イツノヲハバリ(ヤヘモコロのシマ(流体)性、マリ(結球)性、ソコ(膨張)性、ソギ(収縮)性の四相が発展した)

○ヤクサイヤハキ(多種多様に益々分化)します。雌雄染色体の交配によって、それぞれの染色体は、分裂還元の増殖を始めることになり、有機的に統一された体形質になります。これはヤヘモコロのマリ、シマ、ソコ、ソギの四相性が発展して多種多様の体形質に分化するのだと楢崎皐月は解読しています。