カタカムナ

カムナガラノミチ 第13句

カムナガラ アマウツシツミ イツツワケ ウキフハコクニ サヌキアワ ヒカリカカリミ アマハヤミ カムナカネミチ アマアマナ

上古代には「カミカタリ」のヒビキを伝えていくカタリベオサが諸国に多数存在していました。その「カミカタリ」原初のものを、楢崎は直接感受して復元しました。その「カムナガラノミチ」全104句は『相似象』第5号に載っています。これは中古代以降に開発された古神道ではありません。カタカムナの本質を伝えるものです。

この第13句について気が付いたことをお伝えいたします。

アマ、アメ、マリ、カ、カハ、アマココロのウツシツミ等と呼ぶ始元量が変遷していって現象になりますが、この変遷はそれこそアマハヤミ(超光速)で行われます。そこで、その潜象過渡にあるミツゴ、モコロ、アマナ等も、同時に給与されるという意味でアマウツシツミと言えるのではないかと思っていました。

この第13句には、アマウツシツミは5種類あって、そこにアマナもありました。納得です。アマナがウツシツミであれば、アマから直接にアマの持っている万能の力を、アマナに託していることも納得しました。

【概要】

○カムナガラ アマウツシツミ イツツワケ 
アマ始元量から個々に分けられて変遷し、物質を構成する個々のウツシツミには次の5つがあります。

○ウキフ(核子、アマナに相当します)ハコクニ(各種の原子)。

○サヌキ アワ(陰陽電子)。

○ヒカリ(電磁波)。

○カカリミ(光量子)。

○アマハヤミ(超高速粒子、科学では未確認)。

以上です。

○カムナカネミチ アマアマナ
アマ(宇宙界)に於けるアマの支配は、アマナを通してカムナが兼ね支配するミチなのです。

カタカムナのサトリによると、タカマ(宇宙)に渦巻いて流動しているアマノウズメから、ウヅメクソ(ウキフ サヌキ アワ)やアマハヤミが発生していて、アマの渦流から現象系に現れるココロ(物質粒子)の中で最も小さく最も高い振動数を示すのがアマハヤミです。アマハヤミの通過する速さは、光よりもはるかに早く、アマの速さに準ずる超光速です。

アマの仕事の速さは、やはり超光速でした。

そして「ムカヒ オシテル」(宇宙空間の大小の向力)に「ホホ ツガヒ」(番力)しているところを、このアマハヤミが通過するときに、おびただしいヒカリカカリミが発生すると観じていました。(向力、番力については後述。)

それと、アマナは原子の核のみではなく、アマの分身として、ココロ(極微粒子の集合)の中で核的存在(潜象)となっているものもアマナと呼ぶとありますから、アマナについて頭の中で整理ができました。

そしてアマナは、アマのミ(実質、エキス)であり、同時にアマと個々物質をつなぐ架け橋の役も果たしています。

ミの実質はアマ(始元)ですから、どんなに微小でも、アマから分けられてマトマリを為したものにはミがあり、ミはアマの速さでアマと交流して、アマのイノチを受けてイマイマのイマタチで新陳代謝しているのです。ココロもアマの変遷したマリなのです。なんと素晴らしい仕組みではありませんか。

【向力と番力】

私達の地球は太陽系を含む小規模の集団(銀河系宇宙)に属し、その銀河系宇宙の中心核に引かれる大きな力の影響を受けています。と同時に、銀河系宇宙等の多数の小宇宙を含む大宇宙の中心に向かって引かれるものすごい力の影響も受けています。この二つの向力「ムカヒ オシテル」の巨大さは、地球上の尺度では測りようの無いものであって、地球の引力(重力)などは、それに比べれば微視的なものなのです。

カタカムナ人の言葉「ムカヒ オシテル」を向力と楢崎は訳しました。これは地球の重力と遠心力にみるような正反のサカムキの力のことで、これがモロにぶつかれば大変なことになるでしょう。宇宙の天体がそれぞれ調和平衡の状態を保っているのは、アマの親和力、つまり「ホホツガヒ」の力があるからで、この「ホホツガヒ」を番力と楢崎は訳しました。個々の太陽(恒星)の生みだす「アマノフトヒ」の力が「ホホツガヒ」(向力を番える)の力を持っているのです。『相似象』(4号153頁)