生命の神業

六万歩を歩いてみましょう

生活習慣病と呼ばれる様々な病気は、日本では半世紀程前までは殆どありませんでした。そこで、これを現代病とも呼ぶのでしょう。

これに罹らない為には昔の習慣を取り入れることです、とは言っても無理でしょうから、効果的な昔の習慣を一つ行ってみましょう。

それは六万歩を数回歩くことです。

六万歩というのは距離にして約十里(40km)。これは江戸時代の旅人が普通に歩いた距離であり、参勤交代の1日の行程でもありました。

六万歩を現代の地面を蹴る歩き方で歩けば体が痛みます。無駄な動きが多いですし、筋肉がつく歩き方ですから、筋肉は固くなり、毛細血管を圧迫して心臓にも負担が掛かることにもなります。生命力から言えば逆効果になります。

昔の日本人は、現代人の様に「ジムに行って体を鍛える」ようなことはしませんでした。それは、生命力を上げるには、赤ちゃんの頃の柔らかい筋肉のままであるのが良いのです。ですから、日常生活にとって必要以上に筋肉を鍛えてはいけないのです。

是非、日本独自の歩き方(風帆の歩き)で歩いて下さい。

半世紀程前までは、日本の人の多くがこの歩き方でしたから、習わないでも子供のうちから自然と見ていて身に付いていました。

実際に昔の日本人の歩き方だと疲れない、つまずいても転ばない、身体を痛めない、筋肉の無駄な動きがない、脚の筋肉が硬くならない、太くならないのです。ミツゴ波(生命波動)が発生するので、一緒に歩くと疲れない等々、素晴らしい点を上げればキリがありませんが、カタカムナ文明を持った日本人だからこそ、感受性によってこの日本独自の歩き方を確立していたのです。

歩いてみて感じることがあります。四万歩以上になると、幾らでも歩ける感じがしてくるのです。そして、歩き終えた時には身体が調って、それが爽快感として湧き上がってきます。

毎日一万歩以上歩いても、筋肉がついて脚が太くなることはありません。それは脚の筋肉ではなく腸腰筋を使って歩くからなのです。腸腰筋を使えばフトマニ(正反対向発生)が増え、アワ(生命力)が増えるのです。

こうなる理由はアワ(潜象)が増える姿勢と歩き方だからです。アワが増えれば、体の機能の様々なバランスが自ずと取れるのです。

歩きながら注意する点は、足先で地面を蹴っていないかを確かめながら歩いてください。足を大きく背屈させて踵の際で着き、足先が着くタイミングを遅くすることで生まれる推進力を利用すること。足音のしないように、踵は地面すれすれに運び、丁寧な歩きをすること。体は上下にも左右にも揺らさないこと。腕を振らないこと。それには腰を後傾させて、肛門が前に来る姿勢で歩くと、腕は揺れる程度の小さな動きになります。

周りの景色を楽しみながら、或は体の様々な箇所の様子を感受しながら心地良く歩くことで全身のフトマニ(正反対向発生)が盛んになります。細胞のアマナには心がありますから、色々と感受すれば細胞が喜ぶのです。ですから長く歩く程、体が調ってきます。歩いてアワ量を増やすと若返る原理はここにあるのです。

この歩き方は他の誰も教えていませんから、色々と批判もあるでしょうが、先ずは実行してください。合点がいく筈です。

「風帆の歩きで六万歩を三回以上歩いて下さい」と勧めましたら、それを実行した方の心身は見違える程に柔らかくなりました。

なかなか実行してくれる方はいないのですが、このように実行して頂ければ、想像以上に良い結果が生まれます。

因みに、歩く際にはケータイを持たないで、或いは電源を切って持ち歩くのが良いと思います。体から50cm以内に有ると体の様々なバランスが崩れますから、生命力が下がります。

また、長距離を歩く時には気象も選んでください。心地良い日に歩くことが良いのです。