カタカムナ ウタ 第48首
アマツカミ カムナマニマニ ウタサトシ ヤクサスヘヒト ココロワクミト
アマウツシは、生命を作り上げる為の材料を供給することではありません。そのカムミの一つ一つがカタ(一つのカとして独立)する際には、方向性を持って、人で例えるならば天命をもって生まれてくるのです。
アマツカミの一つ一つがアマココロを持っていますから、様々な働きを発揮することができるのです。
【用語の訳】
○アマツカミ
アマ(現象)のツ(個々)」はカミ(カの実質、神)によって今今に更新されています。神道では天津神、国津神と記されていますが、八百万(無限数)の神が、現象を動物、植物、鉱物そして人と共に修理固成(つくりかため)をするという大法事(おほのりこと)を行っているのです。
日本の神々は、外国の神、つまり天に坐し坐す神とは全く違っていて、私達の体内にも八百万(無限数)のカタ(カとして独立した)カムナ(カムの無限の力を代行する潜象、神)となって働いて下さっています。
アマツ(現象の個々、原子、細胞)には、アマの力を代行する潜象カミ(神)の存在があります。アマナにカムナが重合することをフトマニといいます。
重合した状態をアマ(現象)の方から言えばアマナであり、カム(潜象)の方から言えばカムナであって、アマナもカムナも本質はカミ(神)であって別物ではありません。
○カムナマニマニ
アマナとカムナのフトマニ、つまりフ(二つ)がト(重合)して新しいマが生まれニ(定着)します。そのマニが何度も何度も繰り返される毎に、新しいサヌキ(タカミ)とアワ(カムミ)のミがマニ(発生)します。
何兆回もアマツ(現象物)のアマナに、カムミがフト(重合)を繰り返して、カムナ(潜象の量)は、増えて生命力は強くなります。
マニとはマに定着することですが、マニマニと繰り返すことで定着するカサ(量)が増すことになります。
○ウタ サトシ
ウ(潜象の界面、アマナから)タ(一つ一つ独立的に発現して)サ(カから分けられるカの量だけの)ト(重合)がシ(示され)ます。
こうして、古い細胞のアマナから新しい細胞を構成する原子が誕生します。
○ヤクサ スヘヒト
ヤ(極限まで)ク(自由に)サ(カサ)が増えます。その際にはス(進行する)へ(方向性)を持ってヒ(根源)からト(統合)されます。
ヒはヒトツであって全ての根源ですが、同時に全てをヒトツにまとめる力をもヒメています。ヒト(人)とは、ヒがヒトツにト(重合)されたものです。60兆個270種類の細胞によって統合された人が、ヒトリとして生きていく不思議さは、やはり神の力が無ければ不可能でしょう。
○ココロ
コ(くり返し)コ(くり返し)ロ(六方環境のオクから正反に出る微粒子)が
○ワク
ワ(ヒトツにまとまり)ク(自由なチカラ)を持って、そのチカラでワク(枠)をつくりワク(発現する)のです。
○ミト
ミ(カムミ)のト(重合発生)が、何兆回と繰り返されいます。生命のカのミのミナモト(根源)の働きが伝わってきます。
つまり大もとのカムからカムナ(カムの名代)としてウタ(生まれ独立)することで、サトシ(カの量の重合統合の力が示され)ますから、ヤクサスヘヒト(新陳代謝で作られる粒子)がココロワクミトとして、第二第三のカミとなって、神が神を生んで、そうして代謝していくのです。このことからミトは源とか水門、水戸となったのです。
ココロはアマココロの本来性を備えているのでしょう。「よりよく生かそうとする思いと能力」がアマココロなのです。私達がそれに答える具体的な方法が「ミを入れて行う」ことになります。これによって、カミの働きが十全に発揮されるのです。
第49首へ続きます。