カタカムナ

カタカムナ ウタ 第44首

カムナガラ マノ ハストヂノ トキオカシ ワツラヒノ ウシ カサネツミ メグルマノ チタマ ムスビヌヒ カタカムナ アキクヒノ ウシ ムカヒマリタマ オキサカル オキナギサヒコ

【用語の訳】

○カムナガラ
カはム(六方に無限)に存在し、ナ(何億回も)カとしてラ(あらわれ)ます 

○マノハストヂノ
マ(アマに発生)しノ(変遷)するマは、ハ(正反)へのス(進行)とト(重合発生)をヂ(持続)しつつノ(変遷)しています。

○トキオカシ
そして、トキ(重合発生)したものが、オ(六方環境)にカ(カの変遷物)としてシ(示され)ます。

解りにくいでしょうが、細胞分裂して新しい細胞が生まれる時、そのトコロにカがトキ(重合発生)するイメージです。

○ワツラヒノウシ
ワ(渾然と和合した状態)のツ(個々粒子)としてラ(あらわれ)たヒ(根源)からノ(変遷)したものが、ウ(潜象と現象の界面)にシ(示され)ます。

つまり、潜象過度の粒子から原子が造られますが、そこがウ(現象と潜象の界面)なのです。実際に、これが多量に発生するトキ、生命力は活発に充実しますので、それを感じる喜びなのでしょう。思わず笑いがハラから湧き出てくるので、この笑いを私達は「ワツラヒノウシ」と言っています。

ここまでがタカミムスヒ(生命体の発生)に関したウタです。

次はカムミムスヒ(生命力の発生)のウタです。

○カサネツミ
カサ(カムから割かれるカの量)を重ねたツ(一つ一つ)のミ(カムツミ)が

○メグルマノ
メグルマ(発生と還元を繰り返すマ)としてノ(変遷)し 

○チタマ
チ(持続)しているタ(独立的に出た)マです。

○ムスビ
マがムスビ(生まれる根源)とは、チタマムスヒを施行する根源とは、

○ヌヒ カタカムナ
ヌ(目に見えぬ)ヒ(根源)のチカラである、カからタ(独立)したカタカムナ(カムの代理)です。

○アキクヒノ ウシ
ア(現象)をキ(発生)させるクヒ(自由な根源)としてノ(変遷)したものです。ウ(潜象と現象の界面)にシ(示され)ます。

これは、

○ムカヒマリタマ
ムカヒ(根源のアマに対向して発生)した、マリ(マから離して)タマ(独立したマ)であって、アマナ・カムナのことになります。

○オキサカル
オキ(六方に発生)してサカ(カの嵩が)ル(留まり)て、

○オキナギサヒコ
オキ(六方に発生)してナ(何億回)もギ(発生を繰り返す)サ(カの嵩となる)ヒコ(根源の粒子)です。

これが、アマ・カムの働きを代行してくれているアマナ・カムナなのです。

【要約】

カムがマに変遷してハストヂ(正反に進行し重合を持続)して、ワツラヒノウシ(ワツとして現象にあらわれたヒの変遷物)によるタカミムスヒが行われ、アキクヒノウシ(アマナ)によるカムミムスヒが行われます。

現象に発生した粒子は全て、環境のカムから発生し、変遷していくナギサヒコ(何億回と発生を繰り返すカサの極微粒子)なのです。

ナギサヒコからは、渚の波のように何度も繰り返して私達に生命を与えてくれる様子も浮かんできます。

カタカムナ用語に相当する言葉が現代の言葉に無い為、説明が解りにくいでしょうが、潜象でのカの変遷が充実するにはカサ(嵩)が大切である事を解いています。

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