カタカムナ ウタ 第37首
カムナガラ アメノクヒサモチ カタカムナ クニノクヒサモチ オキミツゴ サキカゼシナツヒコ キノククノチ イヤミソギミチ オホヤマツミ カヤヌヒメツチ イヤミソギ
第37首、第38首、第39首には「イヤミソギ」という言葉が2回、3回と出てきます。イヤ(極限飽和安定までイヨイヨ益々活性に)ミソギ(ミをソに発生)した状態を言います。
それには、マノスベの姿勢(カタカムナ人は感受性が優れていましたから、この姿勢が自ずとできていました)で、何事にも「ミを入れて」行うことで、自身をイヤミソギの状態にするのです。
イヤミソギの時は、体の中でどんな変化が起きているのでしょう。第37首では、アマナから発生する極微粒子には、カヤヌヒメ(新しい細胞の発生の際に必要なDNA遺伝情報を秘めて)細胞の増殖が盛んになるといった「イヤミソギ」の働きがウタわれています。
【用語の訳】
○カムナガラ
カタチこそ目に見えない潜象の話ですが、
○アメノクヒサモチ
アメからノ(変遷した)ク(自由な)ヒ(根源)、つまりアマナにサ(カの量が)モチ(満ち足り)て、
モチという言葉は、モチヅキ(望月)のように「満ち足りた」、「賞賛すべき」といった意味があります。クヒサモチになったミクマリ(ミツゴが自由なマトマリ)になった、
○カタカムナ
カムナの兼ね支配するアマナの働きで、
○クニノクヒサモチ
カがクニ(原子、細胞)にノ(変遷して)ク(自由に使える程に)ヒサ(カサが満ち)て、アワナギ アワナミ ツラナギナミがモチ(満ち足ります)。
○オキミツゴ
六方環境に発生するミツゴ(イカツミ、マクミ、カラミの三つの位相)を持つマリ(集まり)が、
○サキカゼ
サ(カがサかれた量)によってキ(発生)します。カセは、カのチカラをセッセと勢いよく発生する様子です。そしてそこには、
○シナツヒコ
シナ(多種多様)のツ(微粒子)、ヒコ(カムのヤヤコ)が多量に発生します。
○キノククノチ
そして、キ(発生)ノ(分化)がク(自由に)ク(自由に)ノ(変遷を)チ(持続)して、
○イヤミソギミチ
イヤ(極限飽和安定までイヨイヨ益々活性に)ミをソに発生させてミチ(満ち)ます。
○オホヤマツミ
現象のヤマ(個体)を形作るそのツ(個々)のミ(カムミ)を大山積みにして、
○カヤヌヒメツチ
カからタ(カタしたアワの)ヤ(ヤタノカのチカラ)まで進行するヌ(潜象)のチカラをヒメ(秘めた)ツ(個々が)チ(持続)しますが、それは、新しい細胞の発生の際に必要なカヤヌ(DNA遺伝情報)を秘めて進行しています。
○イヤミソギ
こうのように体の分裂発生増殖が盛んになる状態がイヤミソギです。
感じが伝わってくる素晴らしいウタですね。