カタカムナ

カタカムナ ウタ 第28首

イキノヒトツネ イククヒノツチ カグナツチ イハサク ネサク イハツツヌヲ

【用語の訳】
○イキノ
イがキ(発生)しノ(変遷)し、

○ヒトツネ
個々の粒子となったもののネ(根)、つまりアマナのこと。

○イククヒ
イク(生命を保つ為の)クヒ(生きる為の自由なヒ)が給与されます。イククヒは生命の支えです。イキ(生命力)をノ(持続)するアマナのチカラがイククヒノツチです。

○ノツチ
ノ(変遷)していくツ(個々)のチ(持続)。つまりイククヒによって色々なものが変遷して持続されていくこと。因みに、アマナのチカラにはイツノタテカムもあります。イツ(イカツ)にノ(変遷)すれば、タテ(正反に出て)カムは、アワ(チカラ)となり、アワから生まれるサヌキのチカラともなります。

○カクナツチ
カのク(自由)なナ(くり返し)のツ(個々)のチ(持続)になります。

○イハサク
イのハ(正反)がサかれてク(自由に分裂発生する)のは

○ネサク
そのネ(アマナ)がサク(サによって自由に裂ける)ことであって、第27首で「アマナクニヌシ ワレムスヒ」といったことの説明に当たります。

○イハツツヌヲ
それによってイハのツ(個々)がツ(個々)のヌ(目に見えぬ)ヲ(四相をもつもの)になります。ツヌオとはイホ クニツマリ ヤヘモコロのことであり、タクリカナヤマ ウヅメクソのことです(下記参照)

【参考】

アマナクニヌシ ワレムスヒ(第27首より)

○アマナクニヌシ
アマナがユマリのクニヌシとして。アメがク(自由に)ニ(定着)されたヌ(潜象)のシ(示し)されます。

○ワレムスヒ
ワ(全体のワ)からレ(離れ)てムスヒ(発生します)。つまり、アマナから離れて発生すること。これは親の細胞から子の細胞が産まれるという細胞分裂の相似象です。

イホクニツマリ ヤヘモコロ(第27首より)

○イホ
イ(イカツ)がホ(親和重合)したミツハメによって

○クニツマリ
ク(自由に)ニ(定着された)ツ(個々の)マリ(粒子)は、オキツ(6種)のフトマリ(対粒子)、電子、正孔、陽子、反陽子、中性子、中間子等とよばれるツヌヲ(潜象過渡の四相を持つ粒子)になります。

○ヤヘモコロ
ヤ(ヤまで)ヘ(方向性)のあるモコロであって、イホクニ(多くの原子)をつくるツマリ(個々の粒子)となります。

タクリカナヤマ ウヅメクソ(第26首より)

○タクリカナヤマ
タ(カから独立して)ク(自由に)リ(離れる)こと。カがナ(何回も)ヤ(極限まで変遷して)マ(現象に出て)、ヤマ(アマナ)になったもの

○ウヅメクソ
ウヅのメからク(自由に)ソ(排出される粒子)のことです。これによって新たに原子を発生します。

第29首へ