カタカムナ

カタカムナ ウタ 第8首(補足説明)

第8首は、トキ(現象が発生するトコロ)には、オカシ(それの六方環境にカが示される)と歌っています。

このウタは第9首のソコ(ソに広がり)ソギ(ソに発生する)といった、自然則にも関連します。

試しに、感受性の優れた人(受け)に立って戴き、その前に私(取り)が立ちました。そして、サルタヒコ(マノスヘの姿勢の、真ん中出し)の状態になった途端に、受けは、面白い体の動き(反応)をして崩れました。

取りのトキ(重合発生)が盛んになったので、周囲にオカシ(カが示されて)、それを受けが感受したからです。
受けは感受した心地よさで崩れたのです。この心地よさを、昔の人は「イトオカシ」といったのでしょう。

よろしい、趣がある、奥ゆかしい、興味がある、おどろくべき、可笑しさ、面白さ、美味しさ等が混ざったような、言うに言われぬ心地でしょうか。イトとは、イカツ(電子)の正反がト(重合)する意味もあります。

生物はイカツが自由に発生して体を駆け巡り、また重合する働きによって生きていられます。イトが頭につくオカシサは、電気力、生命力の大きさがあってこそ生じる奥ゆかしさでしょうから、まことに趣のある言葉です。

受けの感受性が優れているのでイト(意図)も受け取れるのですが、取りもカ(潜象過渡の様々な粒子)が豊富で、アメノウツメの濃い(カサが多い)状態なので、トキ オカシがなるのでしょう。

サルタヒコのバランスのとれた状態で、無心(頭を使わない)になったときに、このような力が生まれました。

私達は、こうして理解しましたが、上古の日本人にとっては、このような力は当然であって、更にはもっと不思議で面白いことを日常的に経験していたことでしょう。

現象と潜象の二重構造、タカマノハラ(現象)にカムツマリマス(潜象が重なっている)ので、人生の面白さが深まるのです。

何故、様々な箇所で現象が生じるのか

光に波動性と粒子性があるように、私達もヒフミヨイムナヤコトと循環の際に、波動性と粒子性が超高速で繰り返さています。これをイザナギ(粒子性)、イザナミ(波動性)といいますが、ソコ(拡散)とソキ(収縮)と言っても良いでしょう。

このような働きで、ソコ(必要な箇所)にソキ(それが発生する)のです。
詳しくは、第9首のソコタチ(拡散性)、ソギタチ(凝縮性)をご覧下さい。