マノスヘの姿勢で合氣はできる
動画のように四足の動物が、二本の足で立ち上がったとしたら(鼠径部から伸ばして、他の箇所は変えずに立ち上がります)このような姿勢になる筈だと思いました。何故ならば、これがアマとカムの両親にホグ(慈しみを受けた)マノスヘの姿勢だからです。
感受性に優れた上古人達は、こうした姿勢であったに違いありません。この姿勢であれば、全ての動物達がやっているように、仲間同士やカミとも意志の疎通が図れたことでしょう。
現代人の姿勢は、闘いに明け暮れた歴史の中で作りすぎてしまいました。これだと自身の筋力と体力のみが頼りの姿勢ですから不自然なのです。いくら慣れたといっても不自然なことには、ミツゴナミ(生命波動)の発生が少なくなります。これは生命の神業を行う事で確かめられます。
マノスヘの姿勢は、動画のようにして作って頂くと簡単かなと思いました。
ところが、誰でも動画の荒川さんのように見事に立てる訳ではなかったのです。なぜなら鼠径部が硬い人が多いのです。鼠径部は柔軟体操で伸ばしても柔らかくなる訳ではありません。骨盤の後方回旋が伴えば柔らかくなるのです。骨盤の後方回旋によって腸腰筋と大腰筋が緩み、鼠径部が緩みます。ところが、多くの人は骨盤の後方回旋が出来ません。今までの生活習慣では骨盤は前方回旋させた(腰を反らした)状態ですから、後方に回旋させる動きは経験がないのです。
マノスヘの姿勢で立ち、その姿勢のまま歩いてください。これで歩く習慣ができれば肩、腰、膝といった体の痛みの殆どは改善されます。このことは多くの人で実証されています。カムナからホグ(カムナの親和的な関わりで、有難い喜ばしいこと)されるのです。
そうすれば、この動画のように筋力以外の力が使えるようになり、おまけに合氣の真髄も簡単に身についてしまうのです。
尚、今回の動画はfacebookグループの「アマココロ」から取り上げて解説をしてみました。アマココロにある他の動画もぜひ、ゆっくりとご鑑賞ください。