カタカムナ

カタカムナ ウタ 第42首

カムナガラ クラヤマツミヌ ミホトヨニ オクヤマツミ カタカムナ ココロ ツラナギ 
ハヤマツミ タカマカハラ カタカム フトマニ アメノ ヲハバリ イツノ ヲハバリ 

カムとアマのチカラを代行しているカムナとアマナによって、私達の心身はイマイマに活かされています。その「カムナガラ」の働きをウタいます。

【用語の訳】

○カムナガラ
カタチこそ目に見えないけれど、ム(六方に無限)に存在しているカが、ナ(何億回)もカ(関わってくれて)ラ(現象が発現)します。

○クラヤマツミヌ
カはク(自在に)ラ(現れて)ヤ(極限飽和安定)までマ(トコロ)にツ(個々)のミとして山積みになります。これはヌ(潜象系)のお話です。

○ミホトヨニ
ミ(イカツミ マクミ カラミ)に、ホト(正反に親和重合)して、ヨ(四相)の状態で(定着)します。四相とは、アワナギ(波動性)とアワナミ(粒子性)の二相と、旋転の向きが正反となる正孔(陽電気性)と電子(陰電氣性)の二相です。これらが六方環境や私達個体の電気現象、生理現象を担当します。

○オクヤマツミ
オ(六方環境)からク(自在に)ヤマ(山積み)になったツ(個々の)ミは、

○カタカムナ
カ(カムから)タ(独立して)カムナ(カムの名代)として、アマナの内外環境に潜在します。そのカタカムナを通して、カム・アマのチカラが、常にイカツ(電気粒子)やマカハコクニ(原子)やオホワタツミ(細胞)のアマナ(潜象核)と通じています。

ココロ ツラナギ ハヤマツミ
ココロ(始元量の集合した極微粒子)は、オク(アマ・カムの始元)からツラ(連なって)ナギ(何億回と発生)して、ハ(正反)にヤ(極限飽和安定)までマにツミ(個々のミ)が形成されます。

○タカマカハラ
タカ(発生した)現象物(タカミとカムミ、トコロとトキ)が様々に分化していく様子をタカマカハラと言います。

タカ(カがカムから独立)し、マカ(重合・分化)し、ハラ(統合・還元)といった循環が行われます。「ハラ」は正反に現れることですが、その最も根源的なことは発生と還元です。

アワは左まわりで発生系(トキオカシ)。サヌキは右回りで還元系(トコロチマタシ)になります。

○カタカム フトマニ
「カタ」(カがタしたアマナ)と「カム」(六方環境のカ)とのフトマニ(二つの対向重合発生)して、新しいカタ(生命)がマリ(発生)します。こうしたミコト(カムミの繰り返し重合)があってミコト(見事)にイノチが持続されているのです。

○アメノヲハバリ
アメ(始元量)のノ(変遷物)はヲ(四相性)のハ(正反のチカラ)としてハ(正反に)リ(分かれて張り出し)ます。

○イツノヲハバリ
イ(電気粒子)のツ(個々)のノ(変遷物)に分化したものも、ヲ(四相変化性)でハ(正反)にハリ(張り出し)、正反(磁石のN・Sのような)のチカラを示します。

このようなヲハバリのチカラによって、例えば交感神経と副交感神経の正反のバランスや、心身のあらゆるバランスが整えられていくのです。

【『古事記』に登場する言葉 】

オクヤマツミ
奥山津見の神、イザナギノミコトがカグツチの神を斬った際にその腹に化成した神

ハヤマツミ
羽山津見の神、イザナギノミコトがカグツチの神を斬った際にその右手から化成した神

クラヤマツミ
闇山津見の神、イザナギノミコトがカグツチの神を斬った際にそのミホト(陰部)から化成した神

アメノヲハバリ
カグツチの神を斬った刀の名

イツノヲハバリ
アメノヲハバリの刀の亦の名

カグツチの神を切るというヤタ(原因)があって、神々(カガミ)がノ(化成)した話は、カタカムナで解く発生と還元に繋がっているように感じました。

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