カタカムナ ウタ 第21首
イマ トハ ヒトワ ミコ ニホ ヤホ アマツ クニ コト ミチ カタカムナ ナミ マリ メクル オホト コロ イモ マクカラミ ヌフト ヤマト
このウタは、ミコニホヤホのコトミチにすれば、ヤマト(豊かな満ち足りた生命の喜び)が享受されるというイマイマの生き方についてのサトリです。
【用語の訳】
○イマ
刻々と過ぎゆくトキ・トコロのマのイ(最も小さい現象)の単位です。そのイマには、過去の様々な出来事(トキ・トコロ)の全てが
○トハ
統合されたハ(正反、サヌキとアワ)として
○ヒトワ
イマ(現在)のヒトツにワ(集約)されます。その上でイマの状況を良くするには
○ミコ
ミを入れた生命活動をコ(繰り返す)ことです。すると、ミコト(生命力)が、ミゴト(見事)に加わります。
○ニホ
ニ(定着)したホ(カの親和のあらわれ)によって
○ヤホ
ヤ(最高)まで生命力が満ちるように、ホ(カが親和してカムウツシ・アマウツシ)してくれます。
○アマツクニ
体を構成しているア(あらゆる)マのツ(一つ一つ)のクニ(細胞や臓器)に、ミコニホヤホを
○コト
くり返して重合させることが
○ミチ
ミがチ(持続)して生命力が満ちるのです。
○カタカムナ
生命の根源はカです。そのカがタ(独立)したカムナ(カムの代理)であるアマナから、
○ナミ マリ メクル
ナミ(波、アワナミ)マリ(粒子、アワナギ)がメクル(くり返し発生)します。つまり、ミツゴナミ(生命波動)の発生が豊富になります。すると
○オホ トコロ
オ(六方環境)のホ(カに親和)されたトコロ(マに発生する粒子)のチカラが
○イモマクカラミ
イ(イカツ)にモ(伴って)マク(巻いている)カラミ(アワとサヌキのチカラ)、つまりミツゴナミ(生命力の実質)が発生し、
○ヌフト
ヌ(目に見えぬ)フ(二つ、アマとカム)によるト(統合重合)が、
○ヤマト
ヤ(十分)にマ(イマ)にト(アマの恵みとして享受できる)のです。
第21首は、本当に素敵な感じの言葉がちりばめられていると感じました。
【素敵な言葉】
○ミコ ニホ ヤホ
イマイマの生き方です。ミを入れてくり返し行えば、オホの親和が定着して、ヤ(飽和安定)までアマウツシが行われるという素敵なチカラであり、言魂のチカラもあります。何か巫女さん、日本、ヤッホーといったイメージもあって、とても可愛らしい言魂です。遠達性の力が生まれる言魂ですから、やり方が解ると、誰もがいっぺんに気に入ってしまいます。
○コトミチ
オホのくり返し重合が持続します。
○イモマクカラミ
イカツミの右方向の螺旋を巻くように左回りのマクミの螺旋ができるとカラミ(力)が発生します。これは、イ(現象の最小粒子)にモ(伴って)マク(巻いている)マクハヒ(アワとサヌキの力)のカラミ(力)のこと。これが私達生物の生命力の実質です。
そこでイ(イカツ)によってイノチ、イキ(息)、生きる、イキオヒ(勢い)、イサマシ(勇まし)といったイロイロな力が現れるのです。イロ(色)もイカツの働きです。
○ヌフト
私達の生命力を与えてくださるのは、ヌ(スガタを見せない)フ(二つ)、ト(カムウツシとアマウツシ)を給与してくださるカムとアマなのです。
○ヤマト
ヤ(満ちるまで、十分に、飽和安定まで)マ(トキトコロ)にト(統合重合)されること。その状態は動物、植物に見ることが出来ます。鉱物の場合は綺麗な結晶ができることでしょう。満ち足りた至福、ホノボノ、ホガラカな状態です。ホッとする、ホンワカ、ホグレタ、ホレボレ、ホホヱミ、ホクホクです。
○イマイマ
イマイマにアワ(感受性)をマトモに発揮して生きることが、生物としての本来の物理です。カラミ(近達性の筋力)ではなく、チカラ(遠達性、浸透性のあるミツゴナミ)。これがカタカムナ時代のチカラなのだとつくづく納得できるのです。