心が通う仕組み
アマナ(カタカムナ)は我々のタマシヒのことであり、タマシヒとは心のことでもあります。また、アマナはココロウケハシ(心を受け入れる始端、橋渡し)とも言います。そこでアマナ(カタカムナ)を持っているヨロヅ(万物)とは心が通うのです。心を運ぶのは、アマナとカムナの共役で作り出すアマハヤミ(無限高速粒子)です。
アマハヤミは光や音のように波動や振動で伝わるのではありません。そこで波動のように反射したり広がって減衰することもなく、いかなる所へも指向する方向に即座に伝搬します。アマハヤミは、そのマの「成り立ち、機能、構造」といった様相や内容を伝搬します。私達は神業で、このことを体で実感しています。それゆえに、動物にも植物にも微生物にもイキチイハ(生きている岩石)にも心が通うのです。
心は何かを心地良いとか悪いとか感受しますが、これはイノチの反応の現れであって、動物、植物に共通しています。心は「アマココロのウツシツミ」とも言います。アマウツシによって、アマココロをウツした個々のミと言うことです。
そして、心はイノチの機能です。イノチは万象万物にあります。そして、そのイノチは、イマイマに、アマウツシ・カムウツシとして賦与されています。これをイマタチと言います。イノチが何年、何十年と持続するのは、全てイマイマに、イノチの素量(サヌキとアワの正反配偶されたミ)が、イマイマに生滅を繰り返している姿なのです。
【関連するカタカムナ用語】
○マノココロ
諸々の粒子には、アマの心、即ちアマの機能が与えられて、それが粒子の心になっています。それは常にアマの心に密着しているので、アマ本来の建前(マゴゴロ)である素直な心、マノスヘの反応を示す粒子になっています。
ちなみに、私達は「相手の細胞に心が通じるので離れていても、心で動いてくれるのです」と言っていますが、本来はこのように、細胞ではなく、それを構成する最小単位である「モコロに心が伝わるからです」と言うのが正しいのでしょう。しかし、モコロでは解らないので細胞と言っているのです。
○モコロ
モロモロノココロ(諸々の微粒子で構造されたもの)であって、イキチ(生命質)とツクシ(物質)の最下限単位になります。ウキフ(原子核)やカブシヌ(原子の外郭電子)の様々な粒子に構造されます。
アマ(始元量)から発生したトキ・トコロのマリは、アマナでモコロの粒子に変換します。モコロの粒子はイカツミ、マクミ、カラミの三素量のそれぞれ正反配偶された微子で構成されます。
イキチとツクシの違いは、モコロ内部の組成の違いによります。イキチは、ヤヘモコロオホヤシマ、ツクシはオキミツゴツクシシマ アワジノホノサワケと言いますが、これは単なる言葉ではなく、内部構造や組み合わせを現す記号というのですから驚きです。
○ココロワケ
イノチの本質は、潜象的な要素の連帯であって、その連帯によって、発生する機能が様々に仕分けられることを言います。つまりアマの機能の細かい仕分けが、アマナから配分されることがココロワケです。
アマをカガミ(規範)とする万象万物のそれぞれのマトマリイノチには、常に大切なココロワケ(機能)が重なっているのです。