カタカムナ

カタカムナ ウタ 第43首

カムナガラ ミハカシナ カタカケメクル オホカムツミ ヨモツ チシキノ イフヤサカ カム マトマリノ ツキタテフナト ミチナガチバ タケナミハメ ソラワケ イフヤサカ 

【用語の訳】

○カムナガラ
カタチこそ目に見えないけれど、ム(六方に無限)に存在しているカが、ナ(何億回)もカ(関わってくれて)ラ(現象が発現)します。

○ミハカシナ
ミ(カムミ)のハ(正反)が、カ(カム)からシ(示されて)ナ(何億回と繰り返されて)シナ(品)になります。アマナ・カムナになるという意味もあります。

○カタ カケ メクル
カタ(カは現象に出て)、ケ(変化性をもって)メ(発生)しク(自由に)ル(存在)します。カタがカケメグルという言葉に、カの勢いを感じます。

○オホカムツミ
オ(六方環境にあって)ホ(正反親和重合)するカムのツ(一つ一つ)のミ(実質)は

○ヨモツ チシキノ
ヨモ(四相を以て受け継がれる)ツ(一つ一つの粒子)として、チ(持続力)をシ(示して)キ(発生)しノ(変遷)します。そして

○イフヤ サカ
イ(電気粒子)のフ(サヌキ・アワの二つ)がヤ(極限・飽和)まで達すると、サ(カの量、嵩)に相当するサカ(正反逆)のハタラキを現わします。

○カム マトマリノ
カムがマとト(重合)しマとリ(分離)する働きは、ソギタチ(粒子性、収縮)とソコタチ(波動性、膨張)といった働きにノ(変遷)します。

このサカの働きがあって、体の様々なバランス調整がなされます。

○ツキ タテ フナト
「カムマトマリ」の力でツキ(個々の電子の発生)がフナ(ナギとナミ)に出て、ト(発生と還元)を繰り返します。それは

○ミチ ナガ チバ
ミがチ(持続)する、ナガチバ(くり返しのガが持続するバランスの場)となります。

○タケ ナミ ハメ
タ(現象に出て)ケ(変化、変遷)をナ(くり返す)ミ(カムミの変遷したミツゴ)がハ(正反)にメ(発生)します。

イザナギ(粒子性)とイザナミ(波動性)の働きが盛んな状態になります。言葉をかえれば、ミツゴナミが発生し、持続する場となります。

私達がマノスベの姿勢になると、ミツゴナミの発生が盛んになるので、このことが解ります。こうして、私達の体が高電位な状態になると働きも十分になるのです。

○ソラワケ
ソにラ(あらわれ)ワ(調和)をはかるようにケ(変化性を以って)

○イフヤサカ
イフ(イカツの波動性と粒子性)がヤ(極限飽和)まで達するようにサカ(カ量に相当したチカラ)が生まれるのです。

【まとめ】

第43首では、シナ(品質)が良いものは、マノスベの生き方、つまりオホの示す方向にスナホに乗る生き方をしていることをうたっています。

ナガチバ(くり返しのカの発生が持続するバランスの場)ができれば、タケナミハメ(ミツゴナミ)が、ソにラ(あらわれる)ワケ(訳け)です。

イフヤ(イカツの波動性と粒子性)がヤ(極限飽和)までサカ(カのチカラ)が発生する場で、カタカケメクル(カは変化性をもって変遷、発生と自由に存在します)。

マノスベの状態ができればミツゴナミの発生が盛んになります。

ヨモツチシキノ(四相を以て持続的に発生し)イフヤ(イカツの正反のチカラが、極限飽和まで)サカ(カ量に相当した働きが生じる)には、カム(アワ)が多量に親和重合してくれることです。

そうすれば、現代病といわれる血圧、体温、血糖値、呼吸器、筋肉の緊張と弛緩、といった生理のバランスもカムマトマリノ(正反のバランスを取る)になるのです。

現在の生活習慣病はバランスの崩れが原因です。年を重ねると動きが敏捷でなくなるのもバランスを取る速さが遅くなるからです。筋力の衰えではなく、オホ(六方環境にあって正反親和重合して、対向発生するアワ量が少なくなるためです。

【『古事記』に登場する言葉 】

オホカムヅミ
意富加牟豆美の命、黄泉の国から逃走するイザナギノミコトがヨモツヒラサカで、桃の実を追手に投げつけて退散させました。桃の実には邪気を払う呪力があるということです。

ヨモツチシキ
黄泉津大神と道敷の大神、イザナミノミコトとイザナギノミコトとの離縁の際に化成した神。 

イフヤサカ
伊耶那坂、亦の名はヨモツヒラサカといいます。

ツキタテフナト
衝立船戸の神、イザナギノミコトが筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原にて禊ぎ祓いしたときに投げ捨てた杖より化成した神。

ミチナガチバ
道之長乳歯の神、同様にイザナギノミコトが投げ捨てた帯より化成した神。

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